下北沢駅南口の路上などを中心に活動する、プロ漫読家。ボサボサの長髪にタオル鉢巻姿で、選んだ漫画を感情を込めて大声で読んでくれる。 数度、テレビ番組などに取り上げられている。 仕事の問い合わせ先は、株式会社ダブ(担当:松田/山田/吉田) tel:03-3260-4836 fax:03-3260-8009 e-mail:seisaku2@dub.co.jp
東京都世田谷区北沢二丁目
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下北沢駅南口に、漫画を大声で朗読してくれる、漫画弁士がいます。 彼の名は、東方力丸。 ボサボサの長髪にタオル鉢巻姿で、お客のリクエストした漫画を感情を込めて大声で読んでくれる。お客のお礼銭で生活しているプロである。 彼のことはドキュメンタリー番組で見て知っていました。 この前、下北沢に来たときに、南口駅前で営業(?)しているのを見て、ここでやってるんだ!と、そのときから見たかったのです。 今日は土曜日の夜9時半、下北沢駅南口に降りてみたら、すでに人が集まっていました。 見よ、この人だかり。 急いで後ろからのぞきこむと、 漫画をお客に見せながら、ペンライトでその箇所を照らして、読んでいます。 お客は、お風呂用のプラスチックいすに腰掛けて、聞いています。 この日は風邪を引いて声が枯れているみたいで、「力技(ちからわざ)です」と言いながらも、かすれ声に、ときどきものすごく野太い声が混じらせながら熱演。 駅に入っていく人には必ず聞こえるような、腹の底から出ている声で、 ドスを利かせて決めゼリフをとどろかせたり、ぶりっ子を演じたり、ズバババババッと効果音を読んだり。 ただ読んでいるだけではなくて、もう、演じてる、ですね。 ぶるぶるぶるぶるというところは、ペンライトをぶるぶるぶるぶる震わせます。 どかーんっ!!というところは、漫画をどわーん、とお客に近づけます。 もう、周りもどっかんどっかん笑ってます。 すぐ後ろからのぞき込んでいる集団とは別に、少し離れた集団も耳を済ませて一緒に笑っていました。 男の子がせりふを聞いて、べジータかっけー、と言ったり、 力丸の「お前は俺の○○(忘れました・・)で、死ぬんだぁーーー」といううなりで、 どははっといっせいに笑いが起こるのは、 みんな、元の漫画『ドラゴンボール』のそのキャラクターや場面を知ってるから。 日本の漫画文化の浸透ぶりを実感せずにはいられません。 (ちなみに私は、ドラゴンボールがどーしてもダメなんです。。) 夜9時半ごろ、ちょうどライブの終わる時間帯だったせいか、読んでもらっているのは、バンドメンバーらしき男の子3人組や、ライブを見に来たらしき10代後半の女の子の集団、二人連れなど、若い子ばかりでした。ぜんぜん違和感なく近づいてって、普通に楽しんでいます。 私が来たときはNANAが終わったところで、ドラゴンボールを二組ほどやって、あとは幽遊白書とか、リクエストされてました。 読んでもらう時間は、待ってる人が多いせいか、一組だいたい5分ぐらいでしょうか。お礼は気持ち次第ですが、みんな数百円入れていたようです。 お返しにお菓子を一個くれます。 ↑ここから読んでほしい漫画を選べます。 私も読んでもらおうかと思ったけど、あまりに若い子が多くて、へんに微妙にノリの違う漫画をリクエストしたりして盛り下がってはいけないので、ごめんなさい、今回は後ろからのぞかせてもらうだけにしました。 あまりに寒かったので、向かいのマックで時間をつぶして戻ったら、今度はどこかのテレビ局が取材していました。 東方力丸氏は見た目がこわそうですが、写真撮ってもいいですか?と話しかけたら、 とても礼儀正しくて、むしろ繊細な人という印象を受けました。(ていうか、アーティストだから、当たり前かな) 前回来たときは、サラリーマンカップルが延々読んでもらっていて(たしか『気まぐれオレンジロード』でした)、少し後ろからのぞいていたけど、ぜんぜん終わりそうにないのであきらめました。長さとかは、そのときどきみたいですね。 いやー、いまさらながら、腕一本というか、のどと腕だけで稼いでるんだからすごいですよね。 ストリートミュージシャンならぬ、ストリート弁士で生計立ててるって、プロですよ、プロ。 東方力丸氏のホームページでは、ほぼ毎週 土曜日22時 下北沢駅南口 日曜日12時 井の頭公園 独演会と告知しています。 こんな風に読んでほしかった!というのに出会えるかもしれません。